2016年06月11日

2016年ドラフト 1〜2巡



1巡3位 RHSPイアン・アンダーソン(18)

GMが狙っていたのはモニアクだったはずだが、獲られたのでアンダーソンに。
次に指名したウェンツは全体トップ10の契約金(約3.4M≒40位割当額の倍)を要求しており、ここで削れる計算があったからこその指名と言える。
3位の割当は6.5Mも5Mを切る契約となるはず。そこも事前に交渉済みだろう。契約は23日以降。
ドラフト直近登板で94-97mphを計時。
ブリッジス曰く、速球、カーブ、チェンジ、制球とも+。
全体3位というよりトップ10クラスのスペックと投手を指名し、40位でもそれに近い投手を指名した形に。
マイク・ムシーナ系統とのこと。

1巡40位 LHSPジョーイ・ウェンツ(18)

高校2年→3年で球速が約5mph程アップで95mphほどまで上昇。
もっとも、シーズン最終盤で少々球速が落ち、また去年デッドアームに苦しんでいる。
その点と要求額が高いということもあり、40位までスリップ。元々スリップ候補ではあった。
アンダーソンとは直近の勢いで差。
コール・ハメルズ系統とのこと。
なお、ここではトラーメル等の打者がより優先順位が高かったが先に獲られた。





2巡44位 LHSPカイル・ムラー(18)

ウェンツ同様恵まれた体格の高卒左腕。こちらは2年次→3年次にかけて80mph後半→最速95mphに。
BAでもウェンツ26位、ムラー25位と似通った評価。
こちらもスロット通りの契約で収まるとは考えにくく、ウェンツに近い額になるはず。

上位3人すべて高校生投手と08年を彷彿とさせるクラーク門下らしい指名。
高校生投手は相当にリスキーで当時のように派手に空振りすることも当然あり、期待よりも今は怖さの方が大きい。
今年の3人は、去年のアラードほどのワクワク感はないものの、ソロカのように期待を上回る活躍をしてくれれば。
3人ともスタッフはすでにそれなり以上のものはあり、鍵は制球力。

2巡76位 Cブレット・カンバーランド(21)

ここで順位相応評価のカンバーランドを指名したということは、アンダーソンで余剰を産み出して、ムラーとウェンツにそれを使い切るということを示唆している。
カンバーランドは、捕手として今クラス最高級の打力があるが、それでもこのあたりの指名になるということは守備面に課題が山積しているため。
フレーミングが上質でもない限り捕手に残るには厳しいツール、スキル。
外野だと足もないため守備面でマイナスになることが予想され、求められる打撃水準は上がる。
無難なコンバート先は1B。
打者としては今年パワーを大きく伸ばしてきており、しかもスイッチと楽しみな選手。
本当の意味での捕手の補強はIFAのグティエレス。

◎まとめ
・即戦力に近い大学生打者はポジションどうすんだろ?というカンバーランドのみ。
・コポレラは、ドラフト前にパワーバットはドラフトでなくともオフに獲れると言っており、FA市場には今年もセスペデスが出てくる。
・また、そもそも数打たないと始まらない投手で数打つのは正しい戦略だが、指名レンジに魅力的な大学生投手がいれば、また指名は高校生投手偏重とは変わって来ていたはず。今年は高校生投手と異なり不作だった。
来年は全体1位候補の大学生右腕アレックス・ファエドが楽しみな存在。
・今年のIFAでは逆に野手偏重で、ミゲル・サノ以来の大物とされるマイタンのツール評は、今年のドラフト対象野手のだれよりも上。
IFAでの出費は、今年のドラフトでの約14Mを上回る見込みで、ドラフトとIFA合わせればかなりのタレントを確保することになり、また投打の補強のバランスも取れている。
posted by positibrave at 07:00 | ドラフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする